ちょっと遅きに失した感もありますが、2011 INTERNATIONAL CESが終わった後の感想でも。意外と伏兵がいっぱい出てきて面白かったですね!
ハイエンドAndroidスマートフォンとしては、なんといってもMOTOROLAの頑張りっぷりが目立ってました。
中でも一番の注目株はOlympusこと「Atrix 4G」かしら。ノート型ドックのコンセプトはやりすぎとしても、スペック的にはかなり尖がってます。
Tegra 250は今年のスマートフォンのスタンダードになるだろうし、QHDディスプレイ、1GBRAM、HDMI出力搭載とくれば文句のつけようがない感じ。「LG Optimus 2X」と比較しても、解像度やRAMで頭一つ抜けてるしね。
LTEやWiMAXにこそ対応してないけど、AT&T向けということなので、うまくすればFOMAプラスエリアで使用することも出来そう。国内で使う際に障壁になるのは、SIMフリー端末が提供されるかだけど、UKやカナダでも発売されるみたいなので、期待できそうな気はしますね。
■モトローラのTegra採用スマートフォン Atrix 4G、合体でノート型に変身
一方サムスンからは「Infuse 4G」が発表されてます。
こっちはスペック的にはAtrixより若干落ちますが、シングルコアながら1.2GHhzのHummingbirdプロセッサ搭載はクロック数では最速です。ただし、HummingbirdはCortex-A8搭載に対して、Tegra2はCortex-A9搭載と、ARMコアの世代が一つ違うので、シングルタスクの性能でInfuseが勝つかというと微妙な感じ。
じゃあ大したことないのかと思いきや、何気に見逃せないのが「Super AMOLED Plus display」の採用です。
今までの携帯電話用有機ELは、所謂「VisualWVGA」解像度で、RGBのサブピクセルのうち、RedとBlueが一つ置きに配置されていたため、細かい文字を表示すると色が滲んじゃってました。(NexusOneやHTC Desireもそうです)
今回の「Super AMOLED Plus display」の解説に「サブピクセルを50%増やした」との記載がありますが、これがRGBそれぞれについて完全なサブピクセルを備える事を意味するのであれば、今まで有機ELが抱えていたデメリットが解消され、メリットである高コントラストや高彩度のみを存分に生かせるディスプレイになりそうです。
まぁ、Infuse自体は4.5インチディスプレイと、アメリカンサイズなので、日本を初めとする他国での展開はちょっと期待薄かも。サムスンは2月のMWCでデュアルコアスマートフォンや、タブレットの発表を予定しているので、本命はそっちなのかもしれません。おそらく「Orion」搭載スマートフォンも2月発表なんじゃないかなと。
■新Galaxy S携帯は Infuse 4G、4.5型スーパー有機ELプラス採用でサブピクセル50%増
■サムスン、デュアルコアAndroid携帯と次世代タブレットは来月発表
長くなったので次に続きます。
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