2010年12月2日木曜日

米国のスマフォシェアはiOSがBlackBerryを抜いてトップに。買い換え希望ではAndroidが肉薄。

ニールセンが発表した米国市場のスマートフォンシェア調査によると、米国でもっともシェアのあるスマートフォンOSはiOSで、27.9%を占めていたとのことです。以下、2位がBlackBerryが27.4%。3位がAndroidで22.7%となってます。 

個人的にはAndroidよりも、BlackBerryがトップから陥落している事に驚きです。ついに来るべき時が来たかという感じ。今後BlackBerryが個人向けでシェアを回復するのは難しそうなので、いかに法人ユーザをキープするかがポイントになるでしょうね。

 U.S. Smartphone Battle Heats Up: Which is the “Most Desired” Operating System?


個別に見ていきましょう。まず以下の円グラフからは携帯電話市場全体の1/4程度がスマートフォンユーザであることが分かります。やっぱりまだまだ主流は普通のケータイ(FeaturePhone)ってことですね。


ここからは、次に買い換えたいOSの希望についてです。
まず、年齢別の調査では、若いほどiOS+Androidを欲しがるユーザが多くなっています。これは若い層ほど新し物好きだと考えれば、割と納得がいくのではないでしょうか。

ほかに注目すべきなのは、35歳~55歳の中年層ではAndroidを欲しがっているユーザがiOSを欲しがっているユーザより多いという点。
若者はデザイン重視でiPhone、利便性やカスタマイズ性を重視する中年層はAndroid、ご老人はガジェットに詳しくないのでメジャーなiPhone って感じでしょうか。ちょっと恣意的すぎるかしら。



次は男女別の結果です。
これは案の定、女性はiPhone派が多く、男性はAndroid派が多いという感じ。
ま、理由を考えるまでも無いよね・・・




ちょっと意外だったのはこれ。
下図の上段が普通のケータイを使っているユーザで、下段がスマートフォンユーザです。

スマートフォンユーザは、既にiOSを使っている人の方が多いので、買ったアプリを活かす為に次もiOS派が多いというのは分かります。
一方、普通のケータイを使っているユーザだと、Androidを欲しがっているユーザが既にiOSを逆転しています。これは言い換えれば、既にiOSに縛られているユーザを除けば、Androidを欲しがっているユーザの方が多数派になっているという事かなと。

※ただし、これは米国の調査なので、電波の悪いAT&T(iPhoneを独占している)を嫌っているだけだとも考えられます。日本で言うと、ソフトバンクの電波が嫌でiPhoneに変えられない人みたいな感じ。



最後は全体の比較です。
次に買い換えたいOSは、ほんの僅差でiOSが勝っているものの、ほぼ同列と言えます。
今後これがどのように変化するのか気になる所ですね・・・今までの伸びからすると、次回はAndroidがトップになるのかな?


0 件のコメント:

コメントを投稿